「サッカーは少年を大人にし、大人を紳士にする」
これは、「日本サッカー界の父」と呼ばれたデッドマール・クラマーさんの言葉です。
私自身、これまでたくさんの子どもたちとかかわる中で、この言葉の通り少年が大人へと成長していく姿を目の当たりにしてきました。 スポーツはそのように人を成長させる教育的な側面もあり、技術的な向上だけでなく人間を豊かにする一面もあります。とはいえサッカーをさせていれば自然にそうなるというわけではありません。
「サッカーは少年を大人にし、大人を紳士にする」
これは、「日本サッカー界の父」と呼ばれたデッドマール・クラマーさんの言葉です。
私自身、これまでたくさんの子どもたちとかかわる中で、この言葉の通り少年が大人へと成長していく姿を目の当たりにしてきました。 スポーツはそのように人を成長させる教育的な側面もあり、技術的な向上だけでなく人間を豊かにする一面もあります。とはいえサッカーをさせていれば自然にそうなるというわけではありません。
「正しい環境と大人の理解が必要」
昨今、指導者による暴力的な言動がスポーツの中で問題視されるようになりましたが、それでもなお、相談件数や暴言が増えている現状があります。 (「JFA暴力根絶相談窓口」、「JSPO年度別相談件数推移」参照資料)
そのような中で、厳し過ぎる指導によってサッカーを嫌いになったり、やり過ぎによるバーンアウト(燃え尽き症候群)、ついていけないことでサッカーをやめてしまう子ども、勝つことだけを求められてサッカーを楽しめない、そんな環境で苦しむ子どもたちが多くいます。
少年が大人になるということは、子どもに大人の価値観や社会の厳しさを植え付けることではありません。
子どもには子どもの成長の仕方があり、それに合わせて大人は子供の「伴走者」のように、経験の浅い子どもたちの手を取り危険を伝え方向を導き、時には励まします。 でも走るのは本人。 本人が止まっているのに無理やり引っ張ることはできません。
そんな関係のように、アスールでは子どもたちが心身ともに安全に「サッカーを楽しめる」環境を作り、子どもを理解することに努め、その成長を手助けしたいと願っています。
「子どもたちの笑顔と成長のために」
アスールではそんな考えのもと、「子どもたちの笑顔と成長のために」をスローガンに掲げ、子どもにも大人にもいつも笑顔があることを大切にしています。
練習は歯を食いしばってするもの、監督やコーチは威圧的で恐いものから、スポーツは楽しいもの、大人は子供を導き見守ってくれるものでありたいと、アスールのコーチはそんなことを考えながら子どもたちと関わっています。
「社会性も大切」
そして、スポーツを楽しむことはもちろん、そんな環境で、「感謝」すること、「思いやり」の気持ちを持つこと、「挨拶」が気持ちよくできることなど、社会性が芽生えてくれることも期待しています。
押し付けではなく自分からそうできるようにコーチたちは取り組んでいますので、以前は引っ込み思案だった子供が、やがて自分を表現するようになったり、人とかかわることが苦手な子供たちが仲間と打ち解けたり、チャレンジする気持ちが芽生えたりと、大人も驚くようなうれしい変化を見せてくれています。
厳しかったから成長できたも間違いではないと思いますが、アスールで育った子どもたちが、「サッカーは楽しかった」と、「たくさん笑顔になれたからこそ成長ができた」と、いつか話してもらえるように、その子にとって「サッカーが生涯の宝」となるようにと願っています。
「プロ契約選手も誕生!」
最後になりますが、大変嬉しいことに、このような考え方のもと、アスールでサッカーを始め卒業した選手の中から、カテゴリー別の日本代表を経て、2021年度よりWEリーグ(女子のプロリーグ)INAC神戸レオネッサとプロ契約を結んだ選手も誕生しました。この選手は小さな時から本当にたくさん努力する選手であり、笑顔の絶えない選手でもありました。
(ホーム画面に出てくる花束をもった女の子です。「選手コース」でもご紹介しています。)
このようにサッカーを通して、子どもたちが笑顔で成長していく姿がアスールにはあります。
アスールのサッカーで、お子さんの成長を楽しんでみませんか。
アスール福岡 代表 武藤 真平