選手コースは2006年に誕生し、今年で１８年目を迎えています。

このコースは、サッカー協会に登録し公式戦などに参加していくチームですが、いままでたくさんの子供たちがこのコースに参加し、サッカーを通して成長することの喜びを学んでくれました。 

 アスールはお世辞にも強豪といわれるようなチームではありません笑。  それでもサッカーに関する考え方は今も昔も一貫して変わりません。　    テーマは「子供たちの成長」です。

強ければいい、何をしてでも勝つことが正義であるかのような、そんなことが重視されがちなスポーツの中で、近年では指導者の暴力的な事件などを通じてようやく、そうした勝利至上主義的な傾向が問題視されるようになってきましたが、アスールはずっと以前から、勝負に勝つこと以上に大切なものがあることを胸に活動してきました。 

「今日の結果ではなく、明日子供たちがどんなプレーをするか、指導者はそれを楽しみにしなさい」

　この言葉は、育成のスペシャリストでもあった元日本代表監督イビチャ・オシムさんが述べた言葉です。

本当にその通りだと思われませんか。　私自身、今までたくさんの失敗や苦い経験も含めて、この言葉の本当の意味をアスールで学んできました。

　そして、こうした考えのもと、大変うれしいことに選手コースから、世代別日本代表を経験し2022シーズンより女子サッカープロリーグであるＷＥリーグ、INAC神戸レオネッサとプロ契約した選手が誕生しています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「写真提供：INAC神戸レオネッサ」　　　

　その他にも、ギラヴァンツ北九州でU13Ｊリーグ選抜に選出された選手（令和3年度ギラヴァンツユース主将）、また、

中学や高校の部活やクラブで活躍しているたくさんの優秀な選手が選手コースを卒業しています。

そしてなにより嬉しいのは、子供たちは選手としてだけでなく人間性に関してもとてもいい評判を得ているということです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

そしてトレーニングの特徴ですが、技術と共に、プレーに判断を伴わせる「考えるサッカー」を指導方針としています。

小学生年代で「最も重要なスキル」と考えるのは、「観る」「判断する」こと、そして最後に「実行」といった具合に、中でも「観て判断する」ことを大切にしながら、試合の中で優位を保つためのプレーを磨いており、サッカーで賢いプレーができる選手が育っています。

選手コースに興味のあるスクール生は、ぜひ一度体験練習に参加してみてください！

監督　　武藤　真平